国内の海洋産業を成長産業とするには、人材の確保が欠かせない。2015年の海の日に首相は「海洋開発技術者を2,000人から10,000人に引き上げる」というビジョンを述べられている。これは海洋産業の成長への期待でもあるが、実際に5倍の人材を育成することは一朝一夕ではない。また、若者世代や現役世代の人口減少を背景として人材の獲得競争が生じており、優秀かつ志のある人材を海洋産業という全く新しい産業分野で獲得する必要がある。そのためには、まずは海洋産業に夢を抱かせうる大きなビジョンを示すと共に、そのビジョンを達成するためには求めたい人材像・人物像を海事産業をよく知らない世代・業界・分野にも知ってもらう必要があろう。このセッションでは人材の調達と育成と入口・出口の観点、特に大学入試、大学・大学院教育、就活、中途採用、社会人教育などの観点から、海洋が必要とする人材のキャリアパスについて議論する。

※プログラムに記載の内容については予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。

• • 村井 基彦

  • 　横浜国立大学大学院環境情報研究院, 人工環境と情報部門, 教授

• • 井出 太郎

  • 　国立研究開発法人海洋研究開発機構, 経営企画部, 部長

• • 鈴木 長之

  • 　日本財団, 海洋開発人材育成戦略室, 室長

• • 藤井 薫

  • 　株式会社リクルート, HRリサーチ / HR広報, HR統括編集長

• • 坂本 隆

  • 　深田サルベージ建設株式会社, 東京支社 洋上風力担当, 常務取締役

• • 勝井 辰博

  • 　神戸大学, 海洋底探査センター, 教授